F098 利用者別請求取消
請求処理を特定の利用者だけ取り消したいときに使用します。請求処理を行うと、請求処理の対象となった実績は修正・削除が出来なくなりますが、何らかの事情で実績を変更する必要が出た時に使用します。
請求取消処理では、請求処理の対象となった利用者全て取り消します。どちらを使うかは以下の例を参考にして下さい
請求取消 指定したサービス提供年月・請求年月に対し、請求データを全て再作成し直しても問題ない場合。一旦請求処理をしたものの、請求データを国保連に送る前に介護実績を修正する必要が出た時に使います。
利用者別請求取消 今回、請求処理を取り消したい利用者がいるが、その請求処理のサービス提供年月において、他の利用者を別の請求年月で請求したい時
<例>
サービス提供年月 請求年月 利用者名 請求番号 請求処理
200202 200203 200203の請求処理で処理済
200202 200203
200202 200204(予定) 2(予定) サービス年月が200202のもので入力漏れがあったので、200204付けで請求する予定
といった場合で、サービス年月が200202、請求年月が200203のBさんの実績にエラーがあったので、変更して200204で再請求したい場合を想定します。
請求番号1に対し、請求取消を行うと、サービス年月が200202、請求年月が200203のAさんの実績についても請求処理の取消が行われます。その為、請求番号2のサービス年月が200202、請求年月が200204で漏れていた分についての請求データを作成しようとすると、サービス提供年月が200202で未請求のデータが全て請求処理の対象となりますので、請求番号1で作成したAさんの請求データが請求年月200204にも重複して作成されてしまうことになります。
ここで、請求番号1に対し、Bさんだけ利用者別請求取消を行い、サービス年月が200202、請求年月が200204で請求処理を行うと、以下のようになります。
サービス提供年月 請求年月 利用者名 請求番号 請求処理
200202 200203 200203の請求処理で処理済
200202 200204 サービス提供年月と請求年月が同じなので、一つの請求処理として扱われる
200202 200204
表示条件 前画面で指定した請求処理の対象となった利用者
並び順 利用者フリガナ、保険者番号、被保険者番号
入力チェック なし
項目名 種類 意味
利用者名(条件欄) 入力欄 一覧に表示する利用者を絞り込む際、名前を抽出条件として指定する場合はここに入力します。抽出条件は部分一致になっています。何も入れなければ、利用者名については無条件に表示されます(例:利用と入れると名前の一部に利用が含まれている人を抽出)
絞り込み ボタン 利用者名欄に抽出条件を入力し、この絞り込みボタンを押すと条件に一致する利用者だけが表示されます
絞り込み解除 ボタン 絞り込み条件に関係なく、全利用者を表示します
この利用者のみ請求取消 ボタン この利用者のみ請求取消を行い、他の利用者のデータを元に、再度請求データを作成し直します
終了 ボタン この画面を終了します
前レコードへ ボタン 一つ前の利用者の情報に移動します
次レコードへ ボタン 一つ後の利用者の情報に移動します。